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埼玉土建の歴史と活動⑨~埼玉に根をひろげて発展-組織建設を目的意識的計画的に

【埼玉土建本部】

つぶやき

不定期で、埼玉土建の歴史と活動(ダイジェスト)を紹介していきます。
皆さんに埼玉土建の事をもっとよく知っていただけると嬉しいです。

【第9回】埼玉に根をひろげて発展

組織建設を目的意識的計画的に

1970年代は、埼玉土建の基礎を固め組織をつくる時代でした。
埼玉土建は結成以来、組織建設を大きな方針に位置づけ、積極的な構えをつくって取り組みました。組合員拡大は要求実現の最もたしかな保障であり、主体的力量の拡大によってこそ情勢は切り開かれると、全体の力を結集し、目的意識的・計画的に取り組んできたのでした。
1972年(昭和47)、第2回定期大会で「第1期中期計画としての3カ年計画」を、75年第5回定期大会では「1万5000人の組織建設をめざす第2期中期計画としての5カ年計画」を決定し取り組みをすすめました。その結果、結成時の9支部4085人から、80年3月には24支部1万2377人の組合に成長することができました。
この到達は、全建総連のなかで東京土建につぐ大きな組織となり、県内労働運動のなかで確固たる地ち歩ほを築き、県内最大の建設労働者・職人の組合に成長するものとなりました。

 

急速な組織建設を支えたものは、きびしい情勢のもとで建設労働者・職人の要求実現にむけ積極的にたたかいをすすめてきたことや、革新統一の旗をかかげ一貫して革新の大義を貫いてきたこと、住民要求の実現とも結合してたたかい社会的信頼を高めてきたこと、土建国保をはじめ勝ち取った成果を制度として定着させ、それが未組織の仲間の拠りどころになったことが要因としてあげられます。
活動のうえでは分会・群(現在の班)の確立につとめ新支部づくりをすすめたこと、本・支部での学習活動の強化、そして何よりも役員・活動家と書記局の団結を基礎に、仲間の日夜わかたぬ奮闘によるものでした。
72年8月に第1回幹部労働講座が一泊二日で開催されています。76年には学習制度要綱が策定され、77年11月に、第1期労働学校(埼玉教育会館、33人)を開校しています。
77年9月に、組織拡大を主な柱に秋の活動者会議(箱根湯本・ホテル岡田)を、はじめて一泊で開きます。この秋の活動者会議は、その後毎年開かれるように定着していきます。

【過去の歴史ダイジェストはこちら】

【第1回】埼玉に自分たちの組合を
【第2回】日雇健保改悪、犠牲適用廃止とのたたかい
【第3回】埼玉土建国保設立、総合共済の発足~9支部 4085人で埼玉土建を結成
【第4回】埼玉土建結成の意義
【第5回】埼玉に根をひろげて発展①
【第6回】埼玉に根をひろげて発展②
【第7回】埼玉に根をひろげて発展③
【第8回】埼玉に根をひろげて発展④

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