現場、くらしに組合力 埼玉土建 一般労働組合

お知らせ

埼玉土建の歴史と活動②

【埼玉土建本部】

つぶやき(労働保険)

不定期で、埼玉土建の歴史(ダイジェスト)を紹介していきます。
皆さんに埼玉土建の事をもっとよく知っていただけると嬉しいです。

【第2回】埼玉土建一般労働組合の結成まで②

日雇健保改悪、犠牲適用廃止とのたたかい

1970年(昭和45)2月、前年に廃案になった日雇健保改悪案が再び国会に上程されました。大幅な保険料の引き上げを中心に、加入を制限するなど、大改悪案でした。
組合は、廃案めざして、全力をあげてたたかいました。総決起集会の参加を組織の5割(約2万人)と決めた取り組みをはじめ、地域集会、大量宣伝、ハガキ陳情、地方自治体への請願、国会議員要請、省庁交渉など、連日たたかい続けました。
たたかいは、総評、社保協など支援や共闘も大きく発展しましたが、改悪案は、5月12日、自民・民社党の賛成多数で衆議院を通過してしまいました。
しかし翌13日、国会最終日となり、参議院議員面会所が日雇健保改悪に反対する仲間たちであふれかえるなか、改悪案は、審議未了で廃案とさせることができました。
ところが廃案が決まると同時に、政府・自民党は、この報復処置として、日雇健保の「擬制適用(ぎせいてきよう)」を打ち切るという暴挙に出たのです。擬制適用には、41万人の労働者と家族含めれば約104万人が加入していました。

国会無視、議会制民主主義じゅうりんの報復に、怒りは爆発。ただちに擬制適用廃止反対闘争が組まれ、たたかいは短期間に全国に発展しました。埼玉でも草加市役所前でテントをはって、座り込みをはじめ、各支部での市町村交渉、駅頭での宣伝、対県交渉・県庁前座り込み、中央行動・中央集会などに取り組み、歴史に残る大きなたたかいに発展させました。
この報復処置には、全野党が反対しました。日雇健保共闘(全建総連、全日自労、全競労)、総評、中立労連、社保協は共催で中央決起集会を開き、美濃部都知事も反対を表明、大阪府議会は抗議文を政府に送り、埼玉では、浦和、大宮ほか市・町長が抗議電を送っています。衆院建設委員会では与野党一致で厚生省に抗議と申し入れ、閣議では建設大臣が異をとなえる事態になり、官房副長官が首相に事態収拾を進言、テレビも「風邪もひかれぬ職人衆」と題して取り上げられるなど、大きな政治問題となりました。(つづく)

 

 

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