埼玉土建の取り組む「ウォッチング行動」

 埼玉土建では、県内各地で道路や建物、カーブミラー、街灯などを点検し、危険箇所や改善が必要な場所を自治体に報告・改善要求する「安全安心のまちづくりウォッチング」に取り組んでいます。

 例えば、道路が凸凹になって歩きにくい場所や街灯が少ない道など、普段の生活の中には改善が必要な箇所がたくさんあります。こういった危険な場所を見つけ出し、自治体に改善を求めることは事故を未然に防ぎ、誰もが安心して暮らせる地域づくりにつながります。また、ウォッチング行動は地域の安全・安心に貢献するだけでなく、埼玉土建の活動を地域住民に知ってもらう機会にもなります。建設業に携わる組合員の知識や経験、県内に広がる組織の力を生かし、地域の暮らしをより良くしていく大切な運動です。

地域全体で安全・安心なまちづくりを

 埼玉土建のウォッチング行動では、組合員による点検に加え、地域住民にも協力してもらう「住民参加型」の取り組みを進めています。今年度は、地域への情報収集チラシをリニューアルするとともに、新たな投稿フォームを作成しました。チラシに掲載したQRコードから、スマートフォンで危険な場所を埼玉土建に報告できるようにしています。

 これまで組合員が地域を歩いて点検するだけでは確認できる場所に限りがありました。そこで、チラシを地域に広め、組合員だけでは見つけきれない危険な場所についても情報を集められるようにしました。QRコードから投稿できる仕組みを整えることで、住民が気づいたことをより手軽に届けてもらうことを目指しています。

住民一人ひとりの気づきが、まちを変える力に

 地域の危険箇所は、そこに暮らし、日々利用している人だからこそ気づけることがあります。例えば、小さな子どもがいる家庭では子どもと一緒に歩く道の安全性が大切ですし、高齢者では歩道の段差や夜道の暗さは安心して外出するうえでの不安につながります。こうした身近な気づきを集めることができれば、組合員だけでは把握しきれなかった地域の課題も見えてきます。QRコードを活用した投稿の仕組みは、これまでウォッチング行動に参加する機会がなかった住民にも、地域の安全を守る活動に加わってもらうきっかけになります。自分たちが暮らすまちを、自分たちの声でより良くしていく。住民の協力の輪を広げることは、地域の実情に合った改善を進めるうえでも、大きな意味があります。

組織の力で自治体を動かし、改善につなげる

 埼玉土建では毎年ウォッチング行動を実施し、集めた情報を自治体に報告して改善を求めてきました。これまでにも、報告した危険箇所について自治体に対応してもらった事例がいくつもあります。身近な場所に危険や不便を感じても、個人で自治体に改善を求め、実際の対応につなげることは簡単ではありません。しかし、多くの組合員が参加する埼玉土建が情報を集約し、地域の要望として自治体に届けることで、個人では声を上げにくい問題についても改善を求めることができます。地域に根ざした組織の力を生かし、継続して行政に働きかけられることは、埼玉土建のウォッチング行動の強みです。

 今回のチラシと投稿フォームのリニューアルは、こうした活動をさらに発展させるための取り組みです。組合員に加えて地域住民からも情報を集め、より多くの声を自治体に届けることで、安全で快適なまちづくりを進めていきます。「ここが危ない」「もっとこうなれば暮らしやすい」、そんな身近な気づきをぜひ埼玉土建にお寄せください。全員で力を合わせ、安心して暮らせるまちをつくっていきましょう。