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お知らせ

人類に共通の大義 核廃絶運動に世界が連帯を―原水爆禁止世界大会2012

【埼玉土建本部】

機関紙「埼玉土建」

原水爆禁止世界大会広島「核兵器のない平和で公正な世界のために」が8月4日広島グリーンアリーナを会場に開催され、海外23カ国62人を含め全国各地から6800人が参加しました(埼玉土建からは26支部・青年部・主婦の会・国保組合合わせて47人、埼玉県全体で205人が参加)。

海外代表含め6800人が参加

開会総会で富田宏治国際会議宣言起草委員長は「広島・長崎に原子力爆弾が投下されて67年、今なお被爆者の心と体をむしばんでいます。核兵器の使用は、人類と文明に対する犯罪行為。核兵器禁止条約の交渉開始を求める国際的な世論と運動をさらに発展させよう」と主催者あいさつ。

埼玉が署名で全国一位に

各地の平和運動の活動報告がおこなわれ、埼玉代表団は「核兵器全面禁止のアピール署名」の取り組みについて、19万筆と東京を抜いて埼玉が全国一位になったことを報告。登壇した埼玉土建の仲間も笑顔を見せていました。
大会二日目は、19の分科会と埼玉土建独自にもう一つの分科会を企画し、一人一人が希望する分科会に参加し平和・核兵器廃絶について学習を深めました。

国連事務総長が大会を激励して

大会三日目「原爆の日」の8月6日におこなわれた閉会総会には7200人が参加。日本共産党の志位委員長があいさつに立ち「日米安保条約という軍事同盟をなくし、核兵器のない世界への扉をひらこう」と訴えました。国連からはアンジェラ・ケイン国連軍縮問題上級代表から、パン・ギムン国連事務総長のメッセージが代読されました。「核廃絶という人類に共通の大義を抱えた運動をしているみなさんに、世界が連帯しています」と読み上げられると、会場から大きな拍手が湧きおこりました。

反原発の訴えに共感が広がり

福島県浪江町の馬場町長は、原発事故の被害の実態について語り「核の恐怖が再び福島で起きてしまいました。政府は原発依存のエネルギー政策を見直して、自然エネルギーへの転換をすべきです」と訴えました。さらに「原発事故のせいで『被災者』のレッテルを貼られ、生まれ育った故郷を離れることを余儀なくされた高校生2人がこの大会に参加し、とても良い経験をした」ことも町長から語られると、会場は大きな拍手に包まれました。
全ての日程を終了し、埼玉土建代表団は東京駅で解団式をおこないました。
式では、広島での体験を生かし、核兵器廃絶を仲間に訴えるとともに、秋の拡大月間の成功を誓い合いました。

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