熱中症対策の備えを

連日の猛暑が続く予想される中、熱中症による労働災害が深刻な状況となっています。

厚生労働省が公表した令和7年(2025年)の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」によると、熱中症による死傷者数(死亡・休業4日以上)は1,803人と、統計開始以来最多を記録しました。一方で、死亡者数は19人となり前年より減少したものの、依然として尊い命が失われています。

また、死傷者の約7割、死亡者の約8割が7月から8月に集中しており、これからが最も注意すべき時期です。建設業は屋外作業が多く、特に高温・多湿の環境では熱中症のリスクが高まります。

熱中症は、「少し具合が悪い」「もう少し頑張れる」という無理が重症化につながります。こまめな水分・塩分補給、適切な休憩、空調服の活用はもちろん、仲間同士で体調を確認し合い、異変を感じたらすぐに作業を中断して涼しい場所へ避難しましょう。

2025年6月からは、熱中症のおそれがある作業を行う事業場において、報告体制の整備や緊急時の対応手順の作成・周知などが労働安全衛生規則で義務付けられています。現場全体で対策を徹底し、「無理をしない・無理をさせない」職場づくりを進めることが大切です。

熱中症は正しい知識と早めの対応で防ぐことができます。自分自身の命を守るため、そして仲間や家族を守るためにも、一人ひとりが熱中症予防を心掛け、安全第一でこの夏を乗り切りましょう。

7月7日(火)午後7:30配信された動画もぜひご覧ください!(配信期限7月14日(火)午後7:57)

“暑いけど休めない” 相次ぐ職場の熱中症 | クローズアップ現代 | NHKhttps://www.web.nhk/tv/an/gendai/pl/series-tep-R7Y6NGLJ6G/ep/YVL749WXYZ