お知らせ
被爆から80年
【埼玉土建本部】
つぶやき
2025年は被爆から80年を迎えます。80年前の8月6日広島、8月9日長崎で、それぞれ投下された原子爆弾により多くの命が奪われました。加えて、今なお、その被害に苦しめられている被爆者がいます。今後いつまで続くか見通すことができない被爆の実態を考えても、原爆がいかに「非人道的」な兵器であったかがわかります。
昨年10月に「核兵器と人類は共存できない」と訴え続けてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞しました。しかし、依然として日本政府は核兵器禁止条約への署名・批准に前向きな姿勢を示すことはありません。参院選で躍進した参政党の議員などからは、「核武装は安上がり」と公然と「核保有」に踏み込んだ発言も飛び出しています。この発言に対して、広島県の松井市長は「維持のために多くの資材と研究者が必要であり、決して安くない。的外れだ」と批判しています。
戦後80年を迎え、戦争や原爆を直接体験した世代が少なくなっています。あるニュース番組で元教員の方が語っていましたが、最近では広島で平和学習をおこなう学校も少なくなっているそうです。
8月7日~9日、埼玉土建では原水爆禁止世界大会in長崎に24支部から52人で参加する予定です。結団式の際には、写真パネル30枚を展示して、原爆投下直後の実相を学びました。悲惨な現実に目を背けたくなることもありますが、今こそ原爆や戦争の凄惨さを学び、繰り返さない思いをひとつにすることが必要です。