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「知は力」基礎理論を身につけ、運動に確信を持ち、世の中を変える力に【第2章】 ありのままに見て、考え、実践~あきらめずに行動する生き方を

【埼玉土建本部】

つぶやき(学習)

今回も埼玉土建の「労働学校」で学ぶ「哲学」について紹介します。

私たちは、低賃金、雇用不安、重い税負担、子どもの高学費など日々の生活は苦しいことが多く、「もう少し人間らしい生活をしたい」と誰もが思っています。そうした思いから労働組合にも加入しています。「暮らしを改善したい」「もう少し世の中は良くならないか」──こんな思いを実現するためには、ありのままに生活や情勢を見て考え、それをみんなで共有することが出発点になります。労働組合でも生活実態からお互いに共通する要求を練り上げます。
私たちは、建築物を建てるときに地じ鎮ちん祭さ いをおこないますが、これが終われば、地盤や鉄骨や木材など、自然にあるものや原料・材料の性質を判断し、これらを踏まえて考え設計図にそって建てます。神の力や念力で建物が建つわけではありません。労働や社会的活動をする場合、ありのままにものを見、考えることを常識的におこなっています。
この章では「ありのままにものを見、考える」ことを常識にとどめないで、科学的に深く考えていきます。

意識は脳という物質の働き

「ものを見、考える」のは、人間の意識(精神)です。意識(精神)は、脳という物質の外界を反映する働きであることは科学で解明されています。
[図1-1]で確認できるように、宇宙の誕生、地球の誕生、そして生命が生まれ発展し人類が誕生しました。人類は、その進化の過程で道具を使い自然環境に働きかける共同労働によって脳を高度に発達させるなかで、「知(認識能力)・情(喜び・怒り・愛情・共感などの感情)・意(意志や勇気など)」ともいわれる多様で創造的な意識(精神)を形成してきました。

脳は、人間の体全体に張り巡らされた神経や臓器全体、いわば物質のネットワークと結びついています。
外界からの情報を、人間の体全体で受け取り処理し意識がうまれるのです。したがって意識の内容は、意識から独立した外界(客観的実在)の反映です。人間は社会のなかで生活していますから、自分の生活を反映した意識が生まれます。労働者として生活をしていれば、その生活を反映して「賃金をあげろ」「雇用を守れ」という意識が生まれるのです。この意味でも物質が根源的なものだということがわかります。

チョット補足 ~共同労働によって助け合う人間関係、考える力が発達

人間は共同して助け合い、労働(実践)することによって、サルからヒトへ、そして人間になりました。労働によって、自然に働きかけ、自然の性質を深く知り、生産物をつくりました。同時に労働は、脳を高度に発達させました。労働は、実現する目的を思い浮かべており、それをやり遂げるための注意力や意志を発達させます。共同労働は、お互いを助け合う感情とコミュニケーション手段を発達させました。このような反復が繰り返されるなかで、「知(認識能力)・情(喜び・怒り・愛情・共感などの感情)・意(意志、勇気など)」という高度な意識とことばが形成されました。
人類は、長い歴史のなかで共同した労働によって、自然や社会の奥深い本質を知ることができる「考える力」「共感能力」「目的をやりとげる意志」を身につけたのです。このすばらしい能力は、人類という生物が身につけている能力で誰もが持っています。
しかしそれは、それぞれの個人の学習と実践、仲間たちとの自由な対話・話し合いの関係のなかで花開いていくのです。人間の真の能力を発揮させるためにも、自由にものもしゃべれない職場、空気を読まなければ生きていけない閉塞社会を変えていかなければなりません。

前回までのテキスト

【第1章】 「すべての人」の人権を大切に~人間的で民主的な連帯・共同①
【第1章】 「すべての人」の人権を大切に~人間的で民主的な連帯・共同②

 

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