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【送検事例】繰り返しのフォークリフトの無資格運転の末、労働災害が発生
【埼玉土建本部】
つぶやき(労働保険)
【新潟労働局】
新潟労働基準監督署は、新潟市で貨物自動車運送事業を営むA社と同社代表取締役を、安衛法違反容疑で書類送検した。
≪事件の概要≫
同署によると、新潟市内の事業場で2024年12月、セメントの入ったフレコンバッグを積み込むために無資格のA社の作業員がフォークリフト(最大荷重1.45t)を運転して後進したところ、その後方を歩行中の作業員の足に接触し、足首を骨折する労働災害が発生した。
安衛法令ではフォークリフトについて、運転するに当たってはその重量に応じて資格が必要であることを定めており、最大荷重1t以上のフォークリフトの運転にあたっては都道府県労働局長の登録を受けた者による技能講習を修了した者等以外に運転をさせないように事業者に求めている。しかし、代表取締役は無資格の作業員に運転を行わせていた疑いがある。なお、A社は2023年にもフォークリフトの無資格運転について行政指導を受けており、繰り返しの法違反の末の労災発生だった。