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埼玉から始まった「住宅リフォーム助成制度」――地域を元気にする仕組み

【埼玉土建本部】

つぶやき

みなさんは「住宅リフォーム助成制度」をご存じでしょうか。
実はこの制度、日本で最初に生まれたのは埼玉県川口市なんです。きっかけは、地元の建設労働組合が「市民の暮らしと地域の業者を守りたい」という声を行政に届け続けたことでした。

制度の仕組みと効果

住宅リフォーム助成制度とは、市民が自宅をリフォームする際に、市が一定額を補助するというものです。
一見小さな額に思えるかもしれませんが、その助成金が呼び水となって数十倍規模の工事が動き出します。工事を請け負うのは地域の中小業者。仕事が増えれば地域にお金が循環し、やがて税収という形で市にも還元されます。つまり「市民も安心、業者も元気、市も潤う」という、まさに三方よしの仕組みなのです。

現状の課題

一方で、大手事業者が補助金をほとんど独占してしまっている自治体も少なくありません。制度上は問題がなくても、地域経済を考えれば、中小業者を優先する仕組みのほうが健全です。なぜなら、私たち中小業者もまた市民であり、地域に根を張って暮らしているからです。

川越での取り組み

今回、埼玉土建川越支部は、こうした課題を粘り強く市に伝え続けました。
「市民のために、市内業者のために、制度をもっと良い方向へ」――そんな思いを何年もぶつけてきた結果、川越市では中小業者を優先する方向での改善が進められています。
これは、自分たちのまちに誠実に向き合い、仲間や市民の声を市に届け続けた結果です。その積み重ねこそが、制度を進化させ、地域をより良くしていきます。

これからも

住宅リフォーム助成制度は、「今のまちに住み続けたい」という市民の願いを支えるものです。私たちはこれからも、制度の充実を求め、地域の未来をつくるために歩みを続けていきます。

あなたの街にも、住宅リフォーム助成制度はあるでしょうか?
この機会にぜひ確認してみてください。そして、まだ制度がなければ、私たちと一緒に声を届けていきましょう。

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