現場、くらしに組合力 埼玉土建 一般労働組合

お知らせ

【労災送検事例】作業員が自動研磨機に右腕を巻き込まれ死亡

【埼玉土建本部】

つぶやき(賃金労働)

三条労働基準監督署は、金属製品製造業を営む個人事業主を安全衛生法違反容疑で書類送検した。

【事件の概要】

同署によると燕市内の工場で2025年1月、作業員に自動研磨機を運転させながらこの機械のバフに研磨剤を塗布する作業を行わせていたが、作業員が機会に右腕を巻き込まれて死亡する労働災害が発生した。

安全衛生法令では事業者に対して、機械の調整作業を行う場合で労働者に危険を及ぼすおそれのある場合には機械の運転を停止すること、また機会の運転中に作業を行わせる場合には危険な箇所を覆いを設ける等の措置を講じなければならないことを求めている。しかし、個人事業主はこうした措置を講じていなかった疑いがある。

【2025年10月 労働基準抜粋】

 厚生労働省発表の2024年労働災害発生状況では、業種別にみると建設業が一番多く発生しており、事故の型別では、件数の多い順に「墜落・転落」、「交通事故」、「はさまれ・巻き込まれ」と報告されています。

埼玉土建では、10月~11月を労働保険加入推進月間と位置づけ、新たに独立した仲間や労働保険未加入の事業所に対し、呼びかけを行っています。また、労働災害を減らすために毎年、「安全衛生大会」の開催や「安全標語」の募集を行い、仲間の安全意識向上に取り組んでいます。

このページの先頭へ
現場、くらしに組合力 埼玉土建 一般労働組合 Copyright SAITAMADOKEN. All rights reserved.