【岩手労働局】

フォークリフトとの接触防止措置を講じなかった疑い、激突された作業員死亡

花巻労働基準監督署は、花巻市のA組合と同組合課長を、安衛法違反容疑で書類送検した。

【事件の概要】

同署によると北上市内の流通センターの倉庫で2024年10月、A組合の作業員がフォークリフトを運転していたところ、別の作業員に激突して死亡する労働災害が発生した。

フォークリフトは車両系荷役運搬機械等に位置付けられており、安衛法では事業所に対して、車両系荷役運搬機械等で作業を行う場合、労働者に危険が生じるおそれがある箇所への立入を禁止する等の接触防止措置を求めている。しかし、課長は措置を講じずに作業員に作業を行わせた疑いがある。