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お知らせ

台風19号による被害を受けて

【埼玉土建本部】

仲間が語る埼玉土建

川越支部天沼分会 斎藤和夫さん

私は、川越市下小坂に住んでいて、2019年の台風19号で河川の増水による水害にあってしまいました。当時は、みるみる水面が迫ってきましたが、家が流されると言う不安は感じませんで、ただただ妻と2人で、2階で見ているだけしかありませんでした。
翌朝、台風が過ぎ水も引き、外に出てみると、自宅の1階は、土砂で目も当てられない状況でした。1階は車庫兼倉庫だったので、居住部には大きな被害はありませんでした。
そんな中、朝一番に組合の役員さんから連絡があり、すぐにウチに駆けつけてくれました。お見舞いの言葉をもらい、「組合から共済金が出るから」と、共済制度の説明を受け、申請に必要な被災箇所の写真も撮ってくれました。
その後、組合の方をはじめ、たくさんのボランティアの人の力を借りて、片付け作業はすすみ、本当に感謝の言葉しかありません。また、どけん火災共済に加入していたこともあり、床下浸水への見舞金や、自然災害見舞金(総合共済)もいただき、物心両面で助かりました。
これまでの他地域の被害は、恐縮ですが、どこか他人事でした。しかし今回、私が被災し「災害は身近にある」ことを痛感しました。実は10年くらい前に、組合を辞めようとしたことがありました。その時は、同じ分会の仲間から「国保はやめたとしても、組合だけは残っていた方が良いよ。何があるか分からないから」と言われて何となく組合に残っていたところ、1年もしないうちに大病を患ってしまいました。その時は仕事ができず、収入が無かったところに、30万円を超える傷病見舞金を給付して頂き、助かりました。
災害や病気などに手厚い共済制度は、金銭面で助かりますが、何より組合の仲間が「私の事も気遣ってくれたこと」は、お金では買えない大きな財産だと思います。年齢的に仕事量は若い時ほどないので「仲間を紹介」とまではいきませんが、仕事が続けられる限り、組合にお世話になっていこうと思います。今の世の中は、いつ何があってもおかしくありません。組合に入っていれば、大きな安心があります。

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