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建設アスベスト訴訟最高裁判決

熊谷支部

2021年5月17日、建設アスベスト訴訟において歴史的な1日となりました。「国・石綿建材業者に賠償責任」「最高裁、初の統一判断」「一人親方も救済対象」と、夕方のニュースで大きく取り上げられた。13年。第一陣が提訴されてから実に13年という長い年月が過ぎました。原告は当然ながら、肺などに重い疾患を抱えています。呼吸が苦しく、何時倒れるかわからない状態なのに、必死で裁判闘争を続けてきました。志半ばで、無念の思いで、お亡くなりになった仲間を見てきました。長すぎる13年。でも、私たちの継続した運動も後押しして、この判決を勝ち取ることができました。本当にご協力ありがとうございます。

おおむね評価できる判決ですが、屋外作業者に対する国の責任を否定したことは極めて不当であり、強く抗議しなければなりません。

一部の最高裁判決は出ましたが、アスベスト裁判は全国でおきており、すべてのアスベスト被害者救済に向けてたたかいは続いています。すべてのアスベスト製造メーカーの責任追求、屋外作業者も救済対象に含めること、そして補償基金制度の創設にむけて、今回の判決が大きな励みとなり、運動を加速させると思います。埼玉土建では電話相談会や最高裁判決説明会などの運動をすすめていきます。一人でも多くの被害者を救済すべく引き続きご協力をよろしくお願いします。

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