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阪神大震災の死因 8割が家具・家屋による圧死

【埼玉土建本部】

つぶやき

関東大震災の発災から昨年で100年を迎え、今年1月には能登半島地震が発生、また8月には南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、国民の防災への意識が高まってきています。

来年1月で発災から30年を迎える阪神淡路大震災では、約8割の方が圧死にて亡くなりました。圧死とは、家具の下敷きになったり、家屋の倒壊によって死亡することです。ほとんどが家屋の倒壊によるものだと思われていますが、家具の転倒によってその場で死亡するだけでなく、下敷きになったことで逃げることができず、その後に家屋の倒壊によって死亡した人もいたと考えられています。

冷蔵庫など大型家具の下敷きになると、大けがをしたり即死する可能性が高くなります。また食器棚はキッチンにあるケースが多く、ガスコンロに近いところに配置されているのがほとんどです。ガスコンロを利用している時に地震が起きて、食器棚が倒れたり、中の食器類が飛び出してガスコンロに当たり、火災を引き起こす原因となる可能性があります。さらに家具が転倒することによって、ガラス片が飛び散ったり、引き出しの中身が散乱したり、ドアを塞いだりと、家の中から逃げれなくなる可能性が高まります。

埼玉県では、県民の家具の固定を促進するために「家具固定サポーター登録制度」を実施しています。この制度では、全世帯を対象に、家具類の固定を専門家に実施してもらいたい県民に対し、相談及び見積り(無償)、施工(有償)を安心して依頼できる環境を提供しています。埼玉土建ではこの家具固定サポーター制度に参加しており、一定の要件を満たした上、家具固定の技術を有する事業者を「家具固定サポーター」として、県の名簿に登録しています。埼玉県の「家具固定サポーター登録制度」を活用し、いつ起こるかわからない大地震の備えましょう。

 

家具固定サポーター制度(埼玉県ホームページ)

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/bousaitaisaku/kagukotei-supporter.html

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