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お知らせ

第28回技能グランプリ

機関紙「埼玉土建」


努力を重ね本番へ

猪股・山崎氏が敢闘賞

技能グランプリは特級、一級、単一等級の技能士が自らの技能を競い合う、技能の全国大会です。今大会は二十八職種、四百四十四人の全国の技能士が日ごろ磨いた技を競い合いました。
二月二十日~二十三日までの四日間、幕張メッセで第二十八回技能グランプリが開催され、埼玉土建から猪股正吾さん(熊谷)、福島教仁さん(深谷寄居)が建築大工職種の埼玉県代表選手として参加し「四隅木振れたる木小屋組」に挑戦しました。今大会の課題は部材数十九種類。グランプリ史上、屈指の難課題となった二十七回大会に匹敵し、二日間、十一時間半で完成させなければなりません。
十二月二十八日に和田三郎講師(ふじみ野)今野勝二講師(越谷)の二人により、最初の公式練習会が技術センターで行われ、一月には千葉土建の仲間との合同練習を行いました。本番ギリギリまで時間内に課題を完成させることができずに苦しみ、多くの問題にぶつかりながらも努力を重ね、開会式の後や、本戦当日の早朝にも宿泊先で原寸図の練習を行い、本番を目指しました。
二十一日、各県の代表四十人による競技が開始されました。競技は原寸図作図、削り、墨付け、加工、組立の順に進みます。原寸図、墨付け部材、完成作品の三回に分けて採点が行われ、合計点数で順位が決まりますが、時間内に完成しなければ採点もされません。猪股選手は常にトップで作業を進め、福島選手も猪股選手に次ぐ早さで作業を進めました。技能グランプリでは組立に入ると材料の加工はできません。参加選手は、早さと正確さを天秤にかけながら作業を進めて行きます。両選手とも時間内に完成。出場選手の半数が作品を完成できずに幕を閉じた今大会の結果は、いかに厳しい戦いだったかを物語っています。翌日発表された成績発表で猪股選手が敢闘賞を受賞しました。
今大会には、久喜幸手支部の山崎雅英さん、山崎朝昭さんも埼玉県表具内装組合連合会から推薦を受け、それぞれ表具職種、壁装職種に出場し、山崎朝昭さんが壁装職種で敢闘賞を受賞しました。
技能競技大会は後継者育成において重要な役割を持っています。猪股、福島両選手は技能競技大会に関わることで伝統技能である規矩術を学び、現在、技術センターや、ものつくり大学(行田)の非常勤講師として伝統技能の継承、後継者育成に尽力しています。若手大工が規矩術に興味を持つ上で競技大会の登竜門である、青年技能競技大会への参加は大きなきっかけになりますが、競技大会への参加は親方の支援が無ければ成り立ちません。伝統技能を未来へ引き継いでいく為にも、若者に対する親方の後押しがより一層求められています。

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